※ここに記載されている情報は予告なしに変更する場合がございますので予めご了承ください。
湘南医療福祉専門学校は、建物の半分が福祉分野の専門学校で、半分が高齢者の介護施設(老人ホーム)になっているという全国でも珍しい専門学校です。今回は、この施設内で行われた5日間のインターンシップでのインタビューをお届けします。
まず初日の研修終了後、インターンシップ参加者のコータさんに感想を伺いました。
―このインターンにはどうして参加しようと思ったんですか?
コータさん「話を聞くだけではなく、まずはいろんな体験をしていきたいという気持ちがあったんです。いろんなインターンに参加してみて、自分がちゃんと興味を持って取り組める仕事に就きたいっていう想いがあるんです。それで参加しました」
―実際に参加してみてどうでしたか?
コータさん「普段はできないような体験ばかりで、自分がまだ福祉の仕事に就くかどうかはわからないんですけど、興味を持てるような内容だったんで、すごく楽しかったです」
―具体的にはどんな内容が良かったんですか?
コータさん「拘束具を付けての半身麻痺の体験とか、車いすに乗る体験も普段は全然関わることがないものですし、新鮮な体験がたくさんできたと思います」
―これからあと4日間ありますが、何か目標はありますか?
コータさん「はい。僕は人と話すのが苦手なので、高齢者の方とちゃんとコミュニケーション取れるのかが不安で、そこをできるだけ克服するようにしていきたいんです」
―不安を克服するっていうのはなかなか大変な作業ですね。
コータさん「でも、できるだけこの施設で活動して、高齢者の方々のお話を聞いたり、ちゃんといろんなことに関心を持って、学ぶんだという姿勢でいたいなと思っています。できるだけ前向きに質問もしていきたいです」
―インターン後についてはどのように考えているんですか?
コータさん「この先、自分が働いていく上で、お客様というか、福祉施設でいえば入居者の方々が、ちゃんと満足できるようなサービスをしないとダメだと思っているんです。もちろん給料も大事なんですけど、ただお金のためというのではなくて、やりがいを持ってできる仕事に就きたいと今は思っています」
―このインターンを通じて、そのきっかけが掴めるといいですね。
コータさん「そうですね」
―ありがとうございました。
―事前研修をとってもしっかり取り組まれているように感じたんですが、このインターンシップについて教えていただけますか?
佐藤さん「このインターンシッププログラムは、高齢者の介護施設で5日間行うものです。ちょうど最終日が行事になっているので、参加している方が体験したことを期間中にだんだんと活かせるようになるといいかなと思って実施しています。4日間の馴らしの期間があって、最後に大きなイベントがあることで、全体的にインターンシップを通じて、福祉施設で働くことの楽しみの部分を見ていただけるんじゃないかと思っています」
―最終日の行事というのは、どういったものになっているんですか?
佐藤さん「最終日はクリスマスの行事なんですけど、既に何カ月も前から施設の職員が企画を練って準備をしています。コツコツした努力が、その日の入居者の方の反応で報われるんです。拍手だったり、笑顔だったり、『また来年も楽しみにしているわよ』っていう言葉だったり、ぜんぜん普段と違う顔が見られるんですよ。この人がこんな風に笑うんだとか、いつもムスっとしているけどこんなに喜んでくれるんだとか、福祉の仕事ってやりがいに繋がっているということが参加した方にダイレクトに伝わるものになると思います」
―今日の参加者の様子はいかがでしたか?
佐藤さん「座学の際に、一生懸命メモを取っている方がいらっしゃったんです。参加する方の多くが、まだ働くかどうかわからないって言いながらも就労への意識はあって、真剣に探していらっしゃるのかなと思いました」
―皆さんまじめに参加されているんですね。佐藤さんは参加している方にこのインターンを通してどんなことを学んでもらいたいと考えていますか?
佐藤さん「もっと自分に自信を持てもらえるといいなと思っています。今日、いろいろな体験をしていただきましたが、全然問題なくできるんですよ。だから、どうして仕事につかないのか不思議なくらいなんです。極端に体力がないとか、全然何もできないということでもないので。周りは大丈夫って思っていても、自分のうちから出てくる自信みたいなものが足りないのかもしれません。あるいは何か別の理由もあるのかもしれないですね。例えば仕事って人間関係も結構重要だったりするじゃないですか。そういったことへの苦手意識もあるのかもしれないですね」
―そうですね。そういえばインタビューに応じて下さったコータさんも、高齢者の方とのコミュニケーションを気にしていました。
佐藤さん「高齢者といっても元気な方が多いので、どうしていいか解らない状態でいても、そこにちょこんといれば『何しているの?』って、むこうから話しかけてくれると思いますよ。それに連日関わっていれば『また居たね』っていうコミュニケーションも生まれるかもしれませんし。ひょっとしたら名前を覚えて呼ばれるかもしれませんよ。『ねえ、あなた』じゃなくて、『コータさん』と呼ばれる。このインターンでは、そういった事がすごく頑張りがいというか、やりがいにつながるんじゃないかと思っています。ですから、そこはちょっと頑張ってもらいたいんです。どんな職場にいっても結局ひとりで働くわけではないですし」
―そうですね。コータさんにも人を相手にすることでやりがいというか手ごたえを掴んでもらいたいですね。
佐藤さん「私たちとしては、最終的にはどんな形でも福祉の仕事を好きになってもらってくれるといいなと思っています」
―ありがとうございました。
※なお若者へのインターンシップを開始した経緯について、当サイト内の別ページで理事長の君嶋博明さんにもインタビューしております。ぜひ、こちらもご覧ください。
http://www.hamatorium.com/youth_headlines/view/00002/00002