Hamatorium Cafe通信

【体験レポート】

横浜市青少年相談センター 〜ゆっくりとステップを踏んだコミュニケーション〜

 「横浜市青少年相談センター」は、青少年に関するさまざまな問題について、電話相談や来所相談、家庭訪問や家族勉強会、グループ活動などの相談・支援に取り組む拠点です。市営地下鉄「阪東橋駅」から徒歩5分、京浜急行「黄金町駅」から徒歩10分の場所に位置しています。

 建物は、2007年に中区から南区に移転してきたばかりで、とてもきれいで過ごしやすい雰囲気です。センター内には、外の景色がよく見える「相談室」や、卓球やダーツゲームなどができる「フリースペース」、調理コーナーなどを備えています。

まずは気軽に電話相談 〜継続の場合は来所相談へ〜

 青少年相談センターの特徴は、まずは気軽に電話相談ができるということ。利用者の対象はおおむね15歳から29歳までの青少年で、学校生活での悩みや、家族、友人、親子関係などについて、気軽に匿名で電話相談することができます。

 センターを利用する際は、「電話相談」から始まり、センターでの「来所相談」、面接・訪問などの「個別支援」、そして必要に応じてグループ活動などの「集団支援」を行うことで、ゆっくりとステップを踏むことができます。グループ活動に進んだ後も、個別面接とグループ活動を並行して行っているので、日常感じたことや悩みについて相談員の方に個別に聞いてもらえます。

 青少年相談センターの西田透さんは「利用生の中で、"ここに来るまでは成人式に行けないと思っていたけど、センターで知り合った友だちと成人式に行けた"ということがありました。なかなか団体の中に入るのが苦手な方も、まずは電話相談や個別相談から始めて徐々にコミュニケーションをとっていけるので、ここで新たな友だちができる機会があると思います」と話します。


集団支援とは

 集団支援の内容は、スポーツやゲーム・創作活動をする「グループ活動」、専門の先生から歌やイラストを学べる「サークル活動」、キャンプや短期宿泊などの「屋外活動」、ボランティア体験などの「社会参加・就労体験事業」など、同世代と交流していっしょに活動することができるさまざまなプログラムがあります。



 20代の利用生のグループ活動では自主性を大切にしていて、利用性が自分たちで企画した取り組みや運動会が行われているそうです。フリースペースには、利用生が自主的に持ち込んでいっしょに弾いているというギターがたくさん置かれていました。また、みんなでいっしょにバーベキューをした時の写真などもあり、新しい友だちができるきっかけの場にもなっているんですね。


 青少年相談センターの足利浩章さんは「一番変化が見られるのがキャンプ。最初は緊張していても、最終日になるとみんな驚くほど明るくなっています。とてもまじめな利用生が多く、まじめに何でもやることは大切ですが、もしそれで苦しくなってしまうのであれば、もっと適当でも大丈夫だよと伝えたいと思います。こうでなきゃいけない、こうであるべきというのは大事ですが、それが自分を苦しめてしまうこともあるので、そこまで考えすぎずに、"適当"に考えることのできるゆとりも必要だと思います」と話します。

 そのほか、青少年相談センターでは、センターを継続的に利用されている保護者の集いの場「父母会」や、思春期や青年期、家族について学び考える「家族勉強会」など、保護者を対象にした支援や相談にも幅広く取り組んでいます。

ユーストライアングル 〜若者支援の窓口として〜

 横浜市では、「地域ユースプラザ」、「よこはま若者サポートステーション」、「青少年相談センター」という3つの機関が連携することで、社会参加に向けての支援から、社会体験や就労に向けての支援まで、利用者の状況に合わせた機関を3機関の中から紹介することができるようになっており、それぞれが若者支援機関の窓口としての役割も担っています。

 青少年相談センターの施設利用・相談時間は、月曜から金曜(土曜・日曜・祝日・年末年始は休み)、8時45分~17時15分。電話番号は、TEL 045-260-6615(相談専用)。

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取材・文/古屋涼

(2009.11.27)
横浜市青少年相談センター 〜ゆっくりとステップを踏んだコミュニケーション〜 #hamatorium
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