Hamatorium Cafe通信

【体験レポート】

よこはま南部ユースプラザ 〜居場所プログラム・ゴスペル講座〜

 JR根岸駅より徒歩3分の場所に位置する「よこはま南部ユースプラザ」は、働くことや自立に悩む若者と家族のための総合相談窓口。横浜市港南区・磯子区・金沢区・戸塚区・栄区の南部エリアを中心に若者のサポートを行っています。

 施設内には、個別カウンセリングや家族の方の相談を行う「相談スペース」と、ゆったりとした空間でくつろげる「フリースペース」を備え、さまざまな「居場所プログラム」を実施。

 また、「ビジネスマナー講座」、「ボイストレーニング」、「パソコンセミナー」、「キャリアカウンセラーによる就職相談会」、「リラックス・ヨーガ」など、就労に向けてのスキルやコミュニケーション力を磨く講座や就労体験、ボランティアなどの社会体験を行っています。

 今回は、居場所プログラムとして行われている「ゴスペル講座」を実際に体験してきました。

居場所プログラム「ラ二ー・ラッカー先生のゴスペル講座」

 よこはま南部ユースプラザが行っている「居場所プログラム」は、ひきこもり状態からの回復期にある若者たちが参加することができるさまざまな活動のこと。「ゴスペル講座」は、講師にラニー・ラッカーさんを招いて月に2回行われています。

 ラニー・ラッカーさんは「ラッカー・ゴスペル・ミニストリー」を主宰するゴスペル歌手。全国各地でゴスペル・クワイヤ(聖歌隊)の指導や教
会でのワークショップ、奏楽者セミナー、指揮者セミナーなどを通じて、ゴスペルを受継ぐ
人々を育てると共にたくさんのコンサートに出演しています。

 講座が始まると、まずはストレッチで身体を動かすことから始め、徐々に発声練習をしていきます。ラ二ー先生は日本語で気さくに言葉をかけてくれるので、自然と明るい雰囲気になり、少しずつ声が出るようになります。

 この日歌った曲は、「この日は主が造られた」、「心に感謝を持ちながら」、「きみは愛されるために生まれた」などのゴスペルソング。初めて聞く曲でも、わかりやすく歌いやすくサポートをしてくれるので、歌うことに慣れていなくてもみんなで身体を動かしながら音楽と触れ合うことができました。

 ラ二ー先生は「ゴスペルは身体を使って歌うことができるので、頭を使って考えずに全身で音楽を楽しむことができます。人生うまくいかないことは誰にでもある。でも、隣の人にもみんなにも、愛があることを忘れないでほしい。この講座で感じた喜びや楽しさを日常生活の中で思い出して、少しでも勇気を持って歩んでいけるようになればと思っています」と話します。

 実際にゴスペル講座を体験してみて感じたことは、何よりもまず身体全体を使って表現をすることの楽しさ。ゴスペルを歌うのは初めてだったので緊張しましたが、ラニー先生のていねいなサポートで、みんなで一緒になって歌を楽しむことができました。歌が苦手だとしても、身体を動かしたり声を出すための第一歩を楽しく踏み出すことができる講座なんですね。

>>ラッカー・ゴスペル・ミニストリー


地域の若者と家族のための相談ステーション

 よこはま南部ユースプラザでは、若者の「居場所」としての役割や、社会体験や就労体験をするセミナー、学び直しの機会などを提供する場として、生きづらさを抱えた若者のトータルサポートを実施。なかなか相談窓口に来ることができない若者の家庭に訪問して相談を行う「訪問活動」にも取り組み、若者ひとりひとりの状況に合わせたサポートを行っています。

 横浜市の若者支援施設「横浜市青少年相談センター」、「よこはま若者サポートステーション」と共にユーストライアングルとして支援を強化しているほか、地域で青少年の支援活動を行っているNPO法人などの団体や区との連携も図り、地域に密着した活動を行うことを目的としています。



 開所時間は、月曜〜木曜=11〜19時、金曜=11〜21時(相談室は19時まで)、土曜=11〜19時(相談室のみ、居場所は休館)。日曜、祝日、第3月曜日は定休日。対象者は、横浜市内在住の概ね15歳から35歳未満の社会的な自立を目指す若者とその家族。TEL 045-761-4313(相談専用電話)、TEL 045-761-4323(お問い合わせ)。

>>なんぷら居場所

>>よこはま南部ユースプラザ


取材・文/古屋涼

(2009.10.09)
よこはま南部ユースプラザ 〜居場所プログラム・ゴスペル講座〜 #hamatorium
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