Hamatorium Cafe通信

【若者の働くことの困難さを、ハマを元気にする力に変える】

よこはま若者サポートステーション 〜若者の働く力を引き出し就労へと導く〜

 横浜市がスタートした、若者の働く力を引き出し就労へと導いていく事業「よこはまユースニューデール」。その取り組みの1つに、「よこはま若者サポートステーション」の拡充事業があります。

「若者サポートステーション」(通称:サポステ)とは、職業相談やキャリアカウンセリング、ジョブトレーニングなど、さまざまな就労支援メニューを提供することで、若者の職業的自立を支援する施設。サポステは全国に92ヵ所あり、神奈川県では横浜と相模原の2ヵ所に設置されています。

「よこはま若者サポートステーション」

 「よこはま若者サポートステーション」があるのは、JR横浜駅西口より7分ほど歩いたところ。サポステの施設内には、受付、総合相談を行うラウンジ、相談コーナー、ワークショップエリア、息抜きコーナーなど各スペースがあり、そこでさまざまなサポートを受けることができます。

 初めて利用する方は、まず受付で登録が必要になるので、事前に予約をしておけばスムーズです。登録後、まずは相談スタッフとの1対1の個別相談を行い、ひとりひとりの課題に合ったプログラムを考えます。

 「よこはま若者サポートステーション」が行っている主なサービス内容は、

■「サポートステーション内での各種ワークショップ」
〜メンタルトレーニングや基礎力の学び直し、アルバイト活動セミナーや面接入門講座など、基礎的な土台を1ヶ月から3ヶ月程度のシリーズで学ぶプログラム

■「ボランティア活動」
~環境保全や福祉、まちづくりなど多様な分野で、「仕事の第一歩」としてサポステの外でのボランティア活動を徐々に始めていくプログラム

■「ジョブトレーニング」
〜地域の中にある事業所や企業と連携して1回10日間の短期就労体験を行い、自分の働けるペースで職業体験を進めるプログラム

■「臨床心理士とのメンタル相談」
〜悩みが生じたり精神的に不調のとき、総合相談スタッフとの面談をした後、必要に応じてメンタル相談へと繋げるプログラム

■「キャリアカウンセリング」
〜履歴書・職務経歴書のチェックなど、キャリアカウンセラーと一緒に方向性を確認し、横浜や関内などにある就労支援施設への紹介を行うプログラム

 ひとりひとりの状況やニーズに合わせてたくさんのプログラムが用意されていますが、サポステでは何よりもまず、働くことに困難を抱える若者ひとりひとりと、ゆっくり、じっくり話をすることを大切にしています。考えていること、困っていることを話すことで、キャリアカウンセラーや臨床心理士などさまざまな経歴や資格を持ったスタッフが、ひとりひとりに合わせた情報提供やプログラム支援をしてくれます。



サポステは、1度失敗したとしてもまた戻ってこられる場所
(よこはま若者サポートステーション施設長 鈴木晶子さん)

 「よこはま若者サポートステーション」の施設長で、臨床心理士としてメンタル相談も行っている鈴木晶子さんにお話を伺いました。

—サポステでは主にどのような相談が多いですか?

「働きたいけど働けない、働かなければいけないのはわかっているのだけれど、何から始めたらいいのかわからない、という相談が多いですね。また、実際に仕事をしているのだけれど、アルバイトや派遣など不安定な雇用状態に不安を抱えて相談に来られる方もいます」

—利用者の方の年齢層はどうですか?

「昨年までは30代の方が多かったのですが、今年に入ってからは、23〜25歳くらいの方が増えました」

—不景気による新卒者の就職難も影響しているんですね。初めはまずどのようなサポートから始めるのですか?

「個別相談をすることで、本人の置かれている状況、課題、不安をまず整理して、何からやればいいかを一緒に考えるのがスタートです。いきなりプログラムを提案するのではなくて、じっくりお話をしたうえで、社会人としての経験をサポートできるように、何をするのが1番合っているかを考えていきます」

—プログラムを通して、実際どれくらいの方が仕事を見つけられるのですか?

「相談に来られる方の中には社会問題を一身に背負っているような境遇の方もいて、就職活動をしてもなかなか仕事が決まりにくい現状はやはりあります。でもサポステは、1度就職に失敗したとしてもまた戻ってこられる場所。失敗しても、じゃあ次は何をしたらいいか一緒にもう1度考えることで、就労へのステップ1歩1歩をサポートします。」

ー支援の現場でこれから必要と思うことは何ですか?

「企業やほかの支援施設とつながることで、職場で安心して働けるようにサポートしていくことが大切です。また、よこはまサポートステーションでは今後、サポステになかなか来られない方や、サポステに来たことがない方も参加できる出張セミナーやキャリア相談を行っていきます。ひとりひとりが安心して働けるようになるため、より良い支援を目指します」

 対象となる若者に応じて、就労への道のりをしっかりサポートするためには、定期的に相談ができ支援を受けられる場が必要。サポステは、就労を目指す若者にとってまさに「駅」のような存在で、1度失敗したとしても、また次のチャレンジに向かう後押しをしてくれる場所なんですね。

「おでかけサポステ」開催-体を使った自己表現セミナーと個別相談

 よこはま若者サポートステーションは、サポステでのサービスを外部施設で行う出張セミナー「おでかけサポステ」の第1回目を、なか区民活動センターで7月31日に開催します。

 同セミナーでは、「自己プロデュースセミナー」と題し、東京アナウンス学院の杉本悟さん指導による体を使った自己表現ワークを実施。グループで体を動かすことで、自己表現のイメージを広げ、面接時にリラックスして自己アピールできるようになることを目指します。

 開催時間は7月31日(金)13時30分〜15時30分。サポステ登録・未登録を問わず参加が可能で、対象者は15歳以上35歳未満。定員15名(先着順、要事前予約)、受講料は無料。申し込みはTEL045-290-7234まで。

 また、同会場ではセミナー終了後、よこはま若者サポートステーション相談員による、就労に関する個別相談も実施。開催時間は15時40分〜16時30分、対象者は、よこはま若者サポートステーション未登録の方で、15歳以上35歳未満。参加予約制。申し込みは同じくTEL045-290-7234まで。

 よこはま若者サポートステーションでは、就労支援の行き届いていない地域やさまざまな場所での「おでかけサポステ」やさまざまなサポートを通じて、若者が就労支援を受けられる機会を充実させ、若者を育成しようとする企業や、働きたい若者を受け入れる事業所とのつながりを増やしていきます。

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取材・文/古屋涼

(2009.07.22)
よこはま若者サポートステーション 〜若者の働く力を引き出し就労へと導く〜 #hamatorium
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